「氣志團万博2025」開催によせて

氣志團万博という屋号で単独の野外イベントを開催したのが2003年の夏の終わり。

それをフェススタイルにリニューアルし、再出発を果たしたのが2012年。

「ありえないを形にする」
「奇跡は起きるものじゃない、起こすもの」
「房総のシルク・ドゥ・ソレイユ」

思えば当初からデカい口を叩いて参りました。
最早"言ったもん勝ち"が如く、次から次へと大言壮語を並び立て、必死で存在感をアピールしました。

何せ、生き馬の目を抜く音楽業界。
吹けば飛ぶよなロックバンド風情が、故郷の田舎町を舞台に始めた手作りフェス。
ノスタルジックとセンチメンタリズム以外に使える武器など、所詮ハッタリしかないわけで。

しかし奇跡は起きました。
そんな海のものとも山のものともわからない氣志團万博の立ち上げに、海千山千のアーティスト達が力を貸してくれたのでした。
そう、奇跡を起こしたのは氣志團ではなく彼ら。
そして全国各地から駆けつけてくれた、熱きオーディエンスの皆さんでした。

そしてそれは、ずっと孤独だった我々に、初めて仲間が出来た瞬間でありました。


あれから13年が経ちました。
我が国は音楽フェス大国となりました。
毎週末、日本のあちこちで音楽フェスが繰り広げられています。
氣志團万博の売り文句のひとつ、"バラエティに富んだ、驚愕のラインナップ"なんてキャッチフレーズも今は昔。
気がつけばそれは、多くのフェスのデフォルトとなりました。
それ以上の個性と特色、更にはキャスティング以外の付加価値を出せなければ生き残れない時代となったのです。

何せ、生き馬の目を抜く音楽業界。
一寸先は闇。
Tomorrow never knows。
まったくもって諸行無常。

思えば氣志團万博も常に模索と迷走を繰り返して来ました。
スタイルも、会場も、開催時期も、常に変わり続けています。
アップデートだとか、ブラッシュアップだなんて気取りたいところだけれど、単純に変わらなければ続けられなかった、というのが実のところ。
しかし、この流転と流浪こそが氣志團万博の歴史であり、道となりました。

「日本音楽界のデラシネ」
それが氣志團万博です。
前代未聞、根無しの漂流フェスです。
今年は運良く、昨年と同じ11月に幕張メッセでやる事が出来ますが、来年はわからない。
どこでやれるか?いつやれるか?
そもそも開催自体すらわからない。
だけど一つだけ変わらない事があります。
それは「予備知識一切不要」ということ。

出演者全員、プロフィールはもちろん、曲すらも知らなくて構わない。

初見も偏見も関係ない。

貴方の心を一発で撃ち抜く人達だけを集めました。

冷やかし大歓迎なんです。
怖いもの見たさでも構いません。
話のタネに、気晴らしに、買い物ついでに、冥土の土産に…理由なんてもうなんだっていい。
君に来て欲しいんだ。

お目当ての人がいたらより良いし、気になってる方がいるならチャンスだし、だけど何にも知らなくても大丈夫。

約束します。
幸せにしかしねーから。
この国のすげー音楽。この国のすげー人々。
こんな才能達と同じ時代に生きてる。
どうか体験して欲しい。リアルで体感して欲しい。
必ず"好き"に出逢えるフェスです。
しかも脅威のマッチング率200%!
今年の氣志團万博のキャッチはなんだろう?
「太陽と潮風のネバーランド」
「房総ネズミーリゾート」
「ヤンキー故郷に帰らず、幕張下車」
「千葉・関東万博〜炎のEXPOアンカー〜」
「森羅万象すべてに祝福されしRock This Party!」
「出雲帰りの八百万の神々が立ち寄る、まさかの二次会現場!」
そう、これこそが氣志團万博2025なのでR〜ッ!!!!!!!!!!
ヘイユー!アンダスタン?


…あ、また息をする様にデカい事言ってしまった。。。

でも、これが本当かどうか、
その目で
その耳で
その肌で
確かめて欲しい。

天下無双の氣志團万博。
天下無敵の仲間達と君を待ってる。

11月15日•16日、俺らと一緒に奇跡起こしてみない?

おいで!

氣志團万博 総合プロデューサー 総長 綾小路 翔

特別協賛

協賛

  • harie
  • teruya
  • シンガタ
  • AZUL
  • コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
  • 株式会社ミモナ
  • フィリップモリス

協力

主催

  • 男闘呼塾